人間関係が良くなる3つのソーシャル・スキルとは?
気遣いで社交性アップ!良い人間関係を築くための近道は、トークのスキルよりも「ソーシャル・スキル」を磨くこと。
前回は、初対面の人に好感を与えるソーシャル・スキルを紹介しました。
今回は、自分自身と向き合い、相手への気遣いをする3つのソーシャル・スキルを解説し、高め方をお伝えします。
・良い人間関係を築くための3つの心得
対人関係を良くするために高めたい3つのソーシャル・スキルを解説します。
1.喜怒哀楽をコントロールする
感情は自然とわいてくるものです。だけど、感情を直接的に顔や態度に表すと、相手を嫌な気分にさせてしまう場合があります。
特に怒りや悲しみといった感情は、相手にぶつけないほうがいいでしょう。
だからといって、感情を押し殺して周りの人にいい顔をしなければならない、というわけではありません。
感情のコントロールとは、ネガティブな感情がわいてきた理由を自分自身の心に問いかけ、それをどのように伝えるのか考えるということ。
相手との良好な関係を保つための言葉や行動を選ぶように心がけましょう。
2.自分が発した言葉の受け取られ方を想像する
自分の言葉を相手がどのように受け取るのか想像してから発言するのも、重要なソーシャル・スキルです。
たとえば、人に何かをしてほしいときに、「これをしてください」と端的に用件を伝えたとします。
すると、相手は「命令された」とか「えらそうだ」と受け取る可能性があります。
そのせいで険悪なムードになったり、頼み事を断られたりすることもあるでしょう。
そんなときは、「大変申し訳ないのですが……」とか、「お忙しいのは承知しているのですが」というように相手を気遣う言葉をかけます。
すると同じ頼み事をするのであっても気持ちが伝わり、相手は快く引き受けてくれるでしょう。
3.心を開いて人と接する
心を開いて自分の話をすることを「自己開示」といいます。
相手が自己開示をしてくれたら、自分の話もしたくなりませんか?
これを「自己開示の互恵性(または返報性)」といい、お互いへの理解が深まります。
趣味や出身地、休日の過ごし方、最近はまっているものなどについて話せば、あなたがどんな人なのかが相手に分かってもらえます。
そのときに、嫌いなものや嫌いな人について話すのではなく、好きなこと・ものを開示するのがポイント!
好きなものについて話すときは自然と笑顔になるので、聴く側も気分よく会話を楽しめますよ。
・3つのソーシャル・スキルで自己効力感が高まる理由
これらのソーシャル・スキルは、相手への気遣いによって磨かれます。
ソーシャル・スキルを使って(気遣いをして)対人関係が良くなった場合、「自分の行動によって信頼関係が築けた」と自信が持てるようになります。
その自信が自己効力感を高めてくれるので、できることから始めるのがおすすめです!