生きがい・働きがいとは

生きがい・働きがいの「がい(甲斐)」の意味は、小学館のデジタル大辞泉によると、「期待できるだけの値うち」とあります。
また生きがいとは、「生きるに値するもの。生きていくはりあいや喜び。」とあります。

生きていくはりあいや喜びを感じる条件を、脳科学・心理学などをベースに構築すると、生きがい・働きがいを感じるためには5要素がバランスよく和が保たれている状態が必要です。
生きがい・働きがいの5要素とは、「貢献」「目的」「情熱」「才能」「経済」です。

生きがい・働きがいの5要素

  • 「貢献」:役に立つこと、感謝されること
  • 「目的」:人生の目的、志、夢、在り方
  • 「情熱」:好きなこと、ずっとやっていたいこと
  • 「才能」:得意なこと、自分にとっては当たり前にできることで周りから褒められたことがあること
  • 「経済」:自己実現する上で必要な経済的報酬

生きがい・働きがいの5要素の関係性

心から湧き出る「貢献」意識は、「目的」を育て、
大きな「目的」は、「情熱」を燃え上がらせて、
大きな「情熱」は、「才能」を積み上げて、
積み上がった「才能」は、自己実現に必要な「経済」を残す。
結果、心の余裕が生まれ、「貢献」意識が強化されます。人の役に立つ喜び(貢献意識)は、人間が生まれながらに持っている欲求です。
強化された「貢献」意識は、「目的」を育てるプラスのスパイラルになります。
この流れを回すことにより、生きがい・働きがいは向上します。

この5要素の調和が崩れる(循環が滞る)ことによって、生きがい・働きがいが低下し、モチベーションやエンパワーメントも低下します。

生きがい・働きがいの5要素

組織エンパワーメント向上

生きがい・働きがいを持つことにより、給与や賞与などの外発的モチベーションではなく、内発的モチベーションで内発的にポジティブに働く人材になります。
つまり、組織エンパワーメントが高まります。