直感派or慎重派!? 2つの「モード」と自己効力感を上げる方法

良い考えがひらめいたらすぐに行動する直感派! ただし、失敗も多い……。

熟考してから行動に移す慎重派。ただし、タイミングを逃してしまうことも。

失敗すると自己効力感が下がってしまいますよね。

どちらのタイプが良くて、どちらかが悪いというわけではありません。

人は誰でも、直感と熟考の思考モードを持っています。

この思考モードの特徴について知ってうまく活用すれば、パフォーマンスが上がり、自己効力感もアップしますよ!

今回は、そんな2つの思考モードについて解説します。

・直感派の思考モードとは?

まずは、「ヒューリスティックモード」から紹介します。

この思考モードは、無意識に物事を選んだり、判断したりするものです。

直感的かつ主観的であるのも特徴です。

直感が鋭い人は、熟考するモードよりもヒューリスティックモードのほうが優位に働いているといえます。


直感は、その人の好き嫌いや過去の経験を参照して判断しています。

判断が早い分、脳や体はそれほど疲れないのも良いところです。


ところが、直感に頼ると自分にとって都合のいい情報だけを受け取ろうとすることも。

現状を都合よく解釈するため、偏った見方をしてしまう場合もあるので注意が必要です。

・慎重派の思考モードとは?

次に、「システマティックモード」について説明します。

この思考モードでは、論理的かつ客観的に物事をとらえます。

慎重派でよく考えてから行動する人は、システマティックモードが優位だといえます。


また、高額な商品を買うときや大きな契約を結ぶときなどに、このモードが発動する傾向があります。

慎重に金額や性能を比較したり、契約の内容を理解したりして、時間をかけて冷静に判断しようとするからです。

ただし、時間をかけて考えるため、脳と体が疲れてしまうという面もあります。

・各モードを使って自己効力感を上げる方法とは?

人はどちらの思考モードも持っています。

失敗を減らして自己効力感を上げるためには、2つの思考モードをバランスよく使うのがポイントです。


直感に従って行動して失敗しやすい人は、システマティックモードを使うように意識するといいでしょう。

反対に、考え過ぎて時間がかかってしまう人は、データよりも第一印象や過去の成功体験を参考にしてみるのもいいのではないでしょうか?


また、自分とは違うタイプの人に意見を求めるのもおすすめです。すると視野が広がり、これまでとは違う行動がとれそうです。

自己効力感

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