決定力を高めて自己肯定感を上げる! 満たすべき3つの欲求とは?

自分で物事を決めることにより、自分に自信が持てるようになります。その結果、自己肯定感が上がります。

反対に、自己肯定感が下がっているときは、「本当にこれでいいのかな?」という迷いが生まれ、優柔不断になってしまいます。

今回は、物事を自分で決める「自己決定力」をつけるカギになる3つの欲求についてお伝えします。

・自信とやる気がわいてくる!? 「自己決定理論」とは?

自己決定理論とは、自己決定の度合いが動機づけや成果に影響を与えるという理論です。アメリカの心理学者のデシとライアンによって提唱されました。

つまり、物事を自分で決定するほどやる気が出てきて、結果も残せるということです。そうすると、自然に自己肯定感も上がります。

ですが、自己肯定感が下がっているときは、自己決定をすることに消極的になりがちです。

そんなときに役立つのが、「3つの欲求」です。

・自己決定力が強化される「3つの欲求」とは?

自己決定理論では、以下の3つの欲求を満たすことが行動を起こすうえで重要だといわれています。これらの欲求を満たせば、自己決定力がつくということです。

それでは、3つの欲求について解説します。

1.自律性の欲求

「自分の行動は自分の意思で行っているものであると感じたい」という欲求です。

他者から強制されるのではなく、自発的な行動ができたとき、または自発的に行動できたと感じられたときに、この欲求が満たされます。

2.有能感の欲求

「自分には能力があると感じたい」という欲求です。

自分の行いが社会の役に立っていると感じられたときにこの欲求が満たされます。

3.関係性の欲求

「他者と尊重し合う精神的な関係を築きたい」という欲求です。

誰かの命令や考えに従うのではなく、自分の意見を相手が受け入れてくれて、また自分も相手の価値観を尊重できたと感じられたときに、この欲求が満たされます。

・自己肯定感が上がる行動とは?

誰かの意見に左右されず自分の考えを伝える(自律性)、得意分野や人に褒められた部分を伸ばす(有能感)、信頼できる上司や仲のいい友達と話す(関係性)といった行動が自己決定力を高めます。

これらの欲求は、人間が生まれたときから備わっている自然なものです。

欲求を満たすコツは、ひとつの行動ですべての欲求を満たそうとしないことです。

普段の生活の中でこれらを意識しながら自分の行動を決めるようにします。そんな行動の積み重ねによって、少しずつ自己肯定感が高まっていきますよ!

自己決定力

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