自己肯定感が上がるモチベーションアップ術とは?
自己肯定感を人が上げてくれることもありますが、他者は思い通りに動いてくれません。
確実に自己肯定感を上げたいなら、自分で行動を起こすのが一番!
ところが、自己肯定感が下がっているときは、「自分なんかが行動してもうまくいくはずがない」と考えてしまい、二の足を踏んでしまうことも・・・・・・。
今回は、モチベーションを上げて行動を起こす方法をお伝えします。
・自分へのご褒美がやる気を低下させる!?
モチベーションには、「内発的動機付け」と「外発的動機付け」があります。
内発的動機付けは、自分自身の内側からやる気がわいてくる場合で、外発的動機付けは自分以外の何かが動機になっている場合です。
「この仕事を頑張ったら、◯◯しよう」という自分へのご褒美は、外発的動機付けにカテゴリー分けされます。
たとえば、スイーツを食べる、欲しかった物を買う、ゲームをするといった行動もあれば、上司からの褒められる、周りの人から感謝されることをご褒美とする場合もあるでしょう。
ところが、注意しなければならないことがあります。
それは、「アンダーマイニング効果」という心の働きです。仕事(作業)を始めたときは内発的動機付けだったのに、その仕事(作業)に対して報酬をもらうことでモチベーションが下がるというものです。
つまり、自分にご褒美を与えることが、やる気の低下につながるということです!
・報酬がモチベーションを下げ、人間関係を悪くする理由とは?
もちろん、自分へのご褒美が一切ダメだというわけではありません。ですが、自分へのご褒美に慣れると、そのためだけに頑張れなくなってしまいます。
それから、「この仕事を頑張ったら褒められる」とか、「結果を出せばお給料が上がる」という報酬を期待しても、その通りにならないこともありますよね。
すると周囲の人に対して不満を感じやすくなり、人間関係が悪くなってしまいます。
そうならないためには、内発的動機付けで行動を起こすことが大切です。
その行動をとる前に、「なんだかおもしろそう!」とか、「実現できたらいいな」というポジティブな気持ちがわいてきたら、それが内発的動機付けです。
・自己肯定感が下がっているときに行動を起こす方法
自己肯定感が下がっている人が行動を起こすときは、次の2つのポイントを意識するといいでしょう。
1つ目は、自分のためにすること、2つ目は簡単にできることです。たとえば、資格取得のための勉強をするなら、まずは問題集の1ページだけやってみるというように。
「この試験に合格すれば、周りの人からの評価が上がる」というのは外発的動機付けです。そうではなく、1ページだけ勉強したときの気分に目を向けます。
「知らないことを学べておもしろかった」とか、「達成感があった」と感じれば、また勉強しようという気持ちになります。これが内発的動機付けです。
行動を起こした後に内発的動機付けができ、モチベーションが上がることもあります。
そうして行動を続けることで、自己肯定感も少しずつ上がっていくはずです。まずは簡単にできる行動から始めるのがおすすめです!