メッセージの返信がないときの自己肯定感が高い人の対応とは?
友達や恋人、家族などの身近な人との関係が原因で、自己肯定感が低くなっている。
どんな付き合い方をすれば、自己肯定感を高めることができるのだろう?
仕事での失敗や悩みが原因で、自己肯定感が下がることは多くあります。一方、仕事はうまくいっているのに、身近な人との関係のせいで落ち込んでしまったり、自信が持てなかったりすることもあります。
今回は、身近な人との関係で自己肯定感が低下しているときの反応と、自己肯定感が高い人の考え方についてお伝えします。
・メッセージの返信が来ないとき、あなたならどうする?
親しい人にメールや携帯電話アプリでメッセージを送った。それなのに返信がない・・・・・・。あなたはそんなとき、どのように感じ、どんな行動をとりますか?
自己肯定感が低い人と高い人の感じ方や行動を比べてみましょう。
《自己肯定感が低い場合》
1.相手がメッセージを読んでいるか気になり、既読かどうかを何度も確かめる
2.返信がないのは相手の気分を害することを書いてしまったからではないかと不安になる
3.「メッセージを返さないなんて人間性を疑う」とイライラしてしまう
《自己肯定感が高い場合》
1.「返事ができないのは忙しいからかもしれない」と考え、気にせず放っておく
2.「あと1日は返事を待つ。それでも返事がなければ、◯日までに回答がほしいと再度メッセージを送る」というように、自分がとる行動を具体的に決める
3.「メッセージの返信ができないこともある」と、相手の立場になって考える
・「自分軸」で考えることで自己肯定感が上がる
こうして比べると、自己肯定感が低い人は相手の行動に感情を左右される「他人軸」で行動していることがわかります。一方、自己肯定感が高い人は「自分はこうする」という「自分軸」で行動しています。
自己肯定感を上げるためには、「自分軸」を持つことが大切です。
「他人軸」では相手のことを考える優しさはあるものの、相手が思い通りの行動をとらないことにイライラしてしまいます。周囲の人に対して不満を感じる、人間関係がなぜかうまくいかないという人は、他人軸で行動している可能性があります。
ですから、身近な人に対して不満を感じたときは、自分自身の感情と向き合うことが肝心です。不満の原因は、「メッセージは返信すべき」という思い込みや、「自分のことが好きじゃないから返信してもらえないんだ」という自信のなさかもしれません。
そうして自分の感情や思い込みに気づいたあとで、「相手がどのような行動をとっても、自分はこうする」という行動について考えます。そうすることで行動が自分軸になり、次第に自己肯定感も上がっていきます。