ストレスに強くなる! 失敗と成功の振り返り方

仕事で失敗したときや、うまくいかないときは、落ち込んでしまいますよね。

マイナス思考になったり、自己肯定感が下がったりすることもあるでしょう。

そんなときに、ストレスに強くなり、自信を取り戻す方法があります。

それが「成功体験の振り返り」です。

今回は、レジリエンス(ストレスを跳ね返す力)を高める失敗と成功の振り返り方のコツをお伝えします。

・なぜ、振り返ることでストレスに強くなるのか?

成功体験をするのは、とてもうれしいことです。

しかし、成功するまでの過程には、失敗や挫折があったはずです。

成功体験までのプロセスを振り返り、自分の成功パターンを学習することで、モチベーションが上がり、自分に自信を持つことができます。

成功と同時にそれまでの失敗や挫折を振り返ることで、「こういうときに失敗しがち」という傾向がわかるので対策がとれるようになり、また失敗の乗り換え方も過去から学べます。

ただ、失敗や叱られたことなどを思い出すのはつらく、ストレスを感じるでしょう。

だからこそ、成功体験と一緒に振り返ることが大切なのです。

・感情と出来事をセットで思い出し、幸せを繰り返して味わう

まずは、成功体験について振り返ります。

うれしかった出来事は記憶に残りやすいもので、出来事とポジティブな感情が結びついて脳に記憶されています。

そのため、成功体験を思い出すと、喜び、達成感、満足感などの感情もよみがえるのです。

思い出すことでポジティブな感情がわいてきたら、成功までの過程を振り返ります。

起こった出来事とそのときの感情を書き出し、折れ線グラフにするのがおすすめです。

すると、失敗して落ち込んでも、乗り越えてきたことがわかります。

そのときに、何をしたのか、どんなことを感じたのかも書き出しましょう。

・失敗の乗り越え方・・・・・・ストレスが強いほど忘れられない

喜びの感情と出来事は記憶に残りやすいと前述しましたが、失敗についても同じことがいえます。

人間はストレスを強く感じると、その出来事と感情が記憶に残ります。

そのため、何年も前の失敗を不意に思い出して、落ち込んだり、自信を失ったりすることがあります。


そんなときは、その後の成功体験や乗り越えた方法を思い出します。

たとえば、発注ミスをしたことで取引先に叱られたときに、あなたは素直にミスを認めて謝り、誠意を持って対応しました。

すると、その姿勢が気に入られて、それまでより取引先との関係が良くなった・・・・・・という出来事があったとします。

発注ミスをして叱られたことを思い出して暗い気持ちになったら、その後の自分の行動や取引先の担当者がかけてくれた言葉などを振り返ります。

それを繰り返すうちに、「あの失敗は成功するために必要なプロセスだったんだ」と思えるようになります。

また、過去を振り返ることで失敗のパターンも学習できるので、ミスを防ぐことにも役立ちます。

失敗やミスが減ることで、自己肯定感も高まりますよ。

振り返り

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