自己肯定感が上がらない!? 9月病にご用心!
「9月病」という言葉を、テレビやインターネットなどで目にしたことはありませんか?
9月病とは、季節の変わり目に心身の疲れが出ることをいいます。
これまで注目されていなかった9月病ですが、コロナ禍の今だからこそ、発症する人が多いのだとか。
今回は、そんな9月病についてお伝えします!
・五月病とは違う「9月病」の注意点とは?
ヨーロッパでは夏にバカンス(長期休暇)をとります。
仕事が始まっても体がついていかず、やる気が出ないことが「9月病」の始まりだといわれています。
日本では五月病が有名ですよね。新社会人や新入生がかかることが多く、新しい環境に慣れた頃に、心身に疲れが出るというものです。
9月病もお盆や夏休みの長期休暇の後で、季節の変わり目にやってきます。
五月病と違うのは、新人だけでなく30~40代がかかることも多いという点です。
また、9月~10月は異動・転勤などの配置換えも多く、それが心身のストレスの原因になることもあります。
・こんな症状が出たら9月病かも?
それでは、9月病の特徴を紹介します。
・体がだるい
・朝、なかなか起きられない
・食欲がない、何を食べてもおいしくない
・趣味や休日を楽しめない
・集中力がない
・思考力が低下している
・漠然とした不安を感じる
・イライラする
・自分に自信が持てない
・なにをするのも億劫に感じる
これらの項目に4個以上当てはまったら、9月病かもしれません。
気温の変化が激しい季節の変わり目は自律神経が乱れがちになります。
すると体がだるくなり、気力が出なくなってしまいます。
交感神経が優位になり興奮状態であるため、消化不良から胃もたれを起こしたり、睡眠障害を引き起こしたりします。
また、コロナも大きく影響しています。
コロナ禍で夏休みに帰省や外出ができず、ストレスや疲れが溜まっているからです。
おうち時間が増えたことにより、食生活の乱れ、運動不足、夜ふかしをしてしまうこともあります。
生活が不規則になることで自律神経が乱れ、9月病になってしまうのです。
・自己肯定感が下がらないための9月病対策
「9月病の症状がひどくなると、抑うつ状態になるので注意が必要です。
ですが、自分に自信が持てないときや、不安を感じているときに、無理をするのは逆効果だといえます。
やる気を出そうと頑張ったり、自己肯定感を上げようとしたりしてもうまくいかなかったときに、さらに自信をなくしてしまうからです。
やる気が出ないときは、まずは体調を整えることから始めましょう。
起床と就寝時刻を決めて、規則正しい生活を送ります。
散歩などの軽い運動をするのもおすすめです。
それから、ストレスを溜めないことも大切です。
不安を感じたときは、オンラインや電話で人とコミュニケーションをとるようにしましょう。