自己肯定感を高めるには、「根拠」が必要!?
人から褒められても、自分に自信が持てない。
だから、自己肯定感も高くならない・・・・・・。
周囲の人のおかげでうまくいったと考える謙虚さは、美徳だとされています。
ですが、自己肯定感を高めるためには、自分の頑張りを認めたり、根拠がなくても自信を持ったりすることが大切です。
今回は、自分に自信をつけて自己肯定感を高める方法をお伝えします。
・自信を持つために、「根拠」は必要?
自己肯定感が高い人は、自信にあふれています。
これまでの自分の努力や、それが実った結果、または周囲の人からの評価や賞賛が、自信につながります。
また、まったく根拠がなくても自信を持つことはできます。
根拠がなくても自信にあふれている人もいる一方で、人から褒められても自信が持てない人もいます。
そんな自信が持てない人が自己肯定感を高めるためには、「根拠」が必要だといえます。
・人と自分を比べて劣っていると感じたら・・・・・・
自己肯定感が低い人は、他者と自分を比較する傾向にあります。
そして、自分は劣っていると感じます。
もし、そんな風に感じたときは、周囲の人のどんなところが優れているのか書き出すといいでしょう。
たとえば、「仕事でミスをしない」とか、「アイデアが豊富で、新しいものを生み出す能力がある」とか、「上司から指示されたら素早く行動する」というように。
書き出した項目は、「こんなところが優れていたら自信が持てる」という「根拠(理由)」です。
根拠を書き出したら、ミスをしないように気をつけるとか、思いついたアイデアを書きためる、今までよりも素早く行動するなどの行動を起こしましょう。
たとえその人と同じようにできなくても、少しずつ行動を変えることが自信につながります。
・人からの評価や賞賛には「根拠」がある
職場の人から褒められたり、上司から高く評価されたりしても、自己肯定感が低いままではあまり心に響かないかもしれません。
ですが、人があなたを褒めるのには「根拠」があるはずです。
「コツコツ頑張っていてすごい!」とか、「細かい点に気がつく」というように、具体的に褒められたときは、素直にその言葉を受け取りましょう。
人があなたを褒めるには根拠(理由)があり、それが自信を持つためのキーワードになるからです。
褒められた部分を受け入れて、その長所をさらに伸ばしていきましょう。
そうすれば、自信が持てるようになりますよ。
漠然と自己肯定感を高めようとしたり、根拠のない自信を持とうとしたりするのは難しいことです。
ところが、「こうなったら自信が持てる」という根拠があれば、それに向かって努力できますよね。
その努力の積み重ねが自信につながるので、まずは小さな行動を起こすことが大切です。
その結果として、いつの間にか自信が持てるようになり、自己肯定感も高まっているはずです。