自己肯定感が低い人の3つの特徴
「自己肯定感」とは、「今の自分自身を受け入れる」や、「自分の価値や存在意義を肯定できる感情」といった意味があります。
研究者によって定義が異なりますが、自分で自分を評価しているのが特徴です。
自分自身に対して抱く感情なので、その人の自己肯定感が高いのか、低いのか、他者が判断することは難しいでしょう。
それどころか、本人ですら自覚していない場合もあります。
そこで今回は、自己肯定感が低い人(低い状態)の特徴を3つお伝えします。
自己肯定感を上げようとする前に、まずは今の自分の感情や心の状態を知りましょう。
・他者と自分を比較して劣っていると感じる
周囲の人の優れている部分と自分を比べて、自信をなくしている状態です。
「わたしなんて(自分なんて、僕なんて)」が口グセです。
誰かに褒められたり、評価されたりしても、その言葉を素直に受け取ることができず、なかなか自分に自信が持てません。
・嫌だと思っていても「NO」と言えない
自己肯定感が低い人(とき)は、誰かの言動に対して嫌だと感じても、それを表に出すことができません。
たとえば、急な仕事や残業を押しつけられたとしても、文句を言わずに引き受けるでしょう。
自分より相手のほうが価値が高いと思ってしまうからです。
そんな自己犠牲的なところが、優しい人、面倒見がいい人だと周囲の人から評価され、感謝されることもあります。
・自分の考えが言えずに、優柔不断な態度をとってしまう
「嫌われたくない」という気持ちが強いため、自分の考えを相手に伝えるのが苦手です。
自分のせいで輪を乱してしまうのではないかと心配して、意見を求められてもなかなか言葉にできなかったり、多数派の意見に合わせようとしたりします。
他者を優先するために、自分自身の考えを否定し、感情を抑えようとすることもあります。
いかがでしたか?
これらの3つの特徴に当てはまる人(または状況)は多いでしょう。
ですが、それが「たまに」なのか、「いつも」なのかがポイントです。
自己肯定感は、状況や心の状態によって高くなったり、低くなったりするものです。
ただ、「いつも」「何をしているときでも」「誰かに何かを言われても」自分自身を受け入れることができず、肯定的に見られない場合は注意が必要です。
常に自分で自分を否定して、受け入れることを拒絶している状態だからです。
行動や思考パターンから自分自身に対してどのように考えているのか知ることが、自己肯定感を高める第一歩だといえるでしょう。