春はうつ病になりやすい!? その理由と対策とは?
だんだん暖かくなってきて、春がやってきたのを感じます。
冬は寒さでやる気が出なかったという人も、気持ちが上向きになり、「何かしたい!」という気持ちになる時期です。
ですが、春は気をつけなければならない季節でもあります。
新しいことを始めたのがきっかけで、抑うつ状態になる恐れがあるからです。
今回は、ストレスと春の関係、うつ病にならないための対策についてお伝えします。
・春は身体的なストレスが多い季節
春といえば花粉症です。
頭がボーッとする、目がかゆい、鼻水が出る、鼻がつまるなど、これらの症状がストレスの原因になります。
また、朝晩で気温の差が激しく、冷える日も多いので風邪をひきやすい時期でもあります。
それに加えて、昨年から続く新型コロナウィルスも大きく影響しています。
テレワークや外出自粛によるコロナ太り、体力や筋力の低下、マスクの息苦しさや肌荒れ、蒸し暑さなど、例年よりも身体的にストレスを感じているはずです。
・やる気に体が追いつかなくて落ち込んでしまう
体力が落ちているので、すぐに疲れてしまいます。
体が疲れているときは、考えもネガティブになりがちです。
また、「もっとできると思っていたのに」という理想と現実の差にショックを受けて、自信をなくしたり、自分を責めたりすることも・・・・・・。
ですから、軽い抑うつ状態の人や、うつ病から回復して新しいことを始めた人は、特に注意が必要です。
・完璧にしようとせず、少しずつ取り組む
この時期のうつ病の予防・再発防止策は、「無理をしない」ことです。
アスリートを対象に行った、疲れに関する実験があります。
その結果、本人が「疲れた」と感じているときは、実際に体も疲れていることがわかりました。
プロのスポーツ選手であっても、疲れると集中力が低下し、普段のようなパフォーマンスができず、けがをしやすくなります。
ですから、「疲れた」と感じたときは体からのサインとして受け止め、休養をとることが大事です。
頑張り過ぎて体を壊さないようにすることが、うつ病の予防や回復につながります。
それから、新しい仕事を始めたり、環境の変化があったりすると、精神的にも疲れますよね。
神経を消耗すると体も疲れやすくなるので、家でのんびりと過ごしたり、趣味でストレスを解消したりするといいでしょう。
いかがでしたか?
春は心身にストレスがかかりやすい季節です。
何事も完璧を目指さずに、少しずつ取り組むようにしましょう。