心が軽くなる4つのマインドフルネスルール

未来に対する漠然とした不安や、過去の出来事への後悔などにとらわれず、「今、この瞬間」に集中している状態をマインドフルネスといいます。

そうして心をフラットな状態にする手段として瞑想を行います。

頭の中から雑念を追い出し、「今」に集中することは難しいものですが・・・・・・、マインドフルネスにはこんなルールがあるのです。

今回は、心を軽くする4つのマインドフルネスルールについてお伝えします。

・良い/悪いでの判断や評価をしない

マインドフルネスでは、起こった出来事や状況などを客観的にとらえます。

そのときに、その出来事を「良い、悪い」で判断しないようにします。

瞑想で雑念がわいてきたときに、「瞑想に集中できない自分はダメだ」と考えるのは、自分自身に評価を下しています。

また、瞑想中に周囲の音が気になった場合、「音がうるさい環境が良くない」とするのは、良し悪しで判断していることになります。

これらのように判断・評価するのではなく、「集中できていない」という心の状態や、「時計の音が聞こえる」という状況を認識します。それが客観的にとらえる、ということだからです。

・むやみに努力しない

物事を客観的にとらえられるようになると、必要以上に自分を責めたり、落ち込んだりしなくなります。

「自分が悪い、相手は正しい」というように、今までは良し悪しで判断することが多かった人は、マインドフルネスルールを通して考え方が変わっていくのを感じられるはずです。

ただ、今までの考え方をすぐに変えようとするとストレスを感じてしまいますよね。

「判断や評価をしない!」とむやみに努力しなくてもいい、というのが2つ目のルールです。

・完璧にしようとしない

瞑想中に雑念がわいてきたとき、完璧主義な人は「自分には瞑想が合わない」と断定したり、「今日の瞑想は意味がなかった」と考えたりする傾向があります。

ところが、完璧にしようとしないことで、見えてくるものがあるのです。

「今日、集中できなかったのはなぜだろう?」と内省し、「雑念はわいてきたけれど、40%くらいはできた!」というように、今の自分の状態に目を向けることができます。

だからこそ、完璧にしようとしないことが大事です。

・「あるがまま」を受け入れる

むやみに努力せず、完璧を目指さないことで、あるがままの状態を受け入れられるようになります。

すると、自分自身の心と体、直面している問題に向き合えるようになります。


これらのルールを日常生活や瞑想中などに意識することで、心が楽になるのを感じられるかもしれません。

もちろん、「実行するからには完璧にやらなければならない」わけではありません。

落ち込んだときや心配なことで頭の中がいっぱいになったときに、役に立ったらうれしいです。

マインドフルネス

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