頑張りすぎない目標設定のススメ
「一年の計は元旦にあり」といいますが、新年の目標は立てましたか?
「目標を立てたけど、すでに挫折した・・・・・・」という人もいるかもしれません。
実は、「目標を達成しなければ」という思いが強すぎたり、挫折したりすることによって、抑うつ状態になることもあるので要注意です。
一方で、目標設定の仕方によって自信が持てるようになり、肩の力を抜いて過ごせるようになる、ということもあります。
今回はそんな、頑張りすぎない目標設定のススメをお伝えします。
・目標に苦しめられる「完璧主義者」
完璧主義で真面目な性格の人は、自分に厳しく、目標に向かって努力できる人です。
ひとりで取り組む勉強や作業であれば計画通りに進むこともありますが、人と一緒に仕事をしていると予想外のアクシデントが起こることもあります。
そんなときに、自分を責める、後悔する、落ち込む、イライラする、ストレスを感じるなどして、抑うつ状態になってしまう恐れがあります。
完璧主義な人は、「~でなければならない」や、「◯◯でないと意味がない」という表現をする傾向があります。
当てはまる人は、「目標は達成しなければ意味がない」と考えるのではなく、「60%くらい達成できればOK」とするのがおすすめです。
合格ラインを下げることによって、完璧を目指さなくなり、ストレスも軽くなるはずです。
・三日坊主で自信を失ってしまったときの対処法
せっかく目標を立てたのに、三日坊主で終わってしまった。
何をしても続かないし、自分はダメな人間だ・・・・・・。
そんな風に自分を責め、自信を失ってしまう人もまた、目標に苦しめられています。
そうならないためには、1日~3日で達成できる目標を立てるといいでしょう。
「継続しなければならない」や「毎日やらなければ意味がない」と考えるのではなく、短期間で達成できる目標を立てます。
1日(1回)でできる目標を達成したことが自信につながりますよ!
・楽観的にならず、正しく目標を立てる
目標を立てるときのポイントは、「楽観的にならない」ことです。
ここでいう楽観的とは、「なんとかなる」と前向きにとらえることではありません。
たとえば、今までまったく運動をしていなかった人が、「1日10キロ走る」と目標を立てても、継続できそうにないですよね?
このように現実的ではない見通しを立てることを「楽観性(楽観的)」といいます。
この楽観性は、真面目な人をしばしば苦しめます。
1日では終わらない仕事量を抱えているにもかかわらず、「自分さえ頑張ればできる」と考えてしまうのが楽観性です。
それが続くと、無理をして体を壊したり、できなかったときに自分を責めて落ち込んだりして、うつ病になる可能性が高くなります。
頑張り屋で無理をしがちな人は、楽観的ではなく客観的に物事をとらえるように心がけてください。
いかがでしたか?
完璧主義にならず、客観的に物事をとらえるのが「ゆるい目標」です。
また、「一度決めた目標を変えてはいけない」というわけではなく、その時々の自分に合った目標に修正することも大事です。
ぜひ、今年の目標はゆるめに立ててみてくださいね。