こんな症状があったらうつ病かも? 体に現れる3つの症状とは?

うつ病は、気分の落ち込みやストレスなどが原因で引き起こされる脳の機能障害です。

うつ病のサインは心だけでなく、体にも現れます。

その症状はいくつかありますが、今回はうつ病になった人の多くが経験する代表的な3つの症状をご紹介します。

・体に現れるうつのサイン、代表的な3つの症状とは?

・睡眠障害
うつ病の患者の多くが何らかの睡眠障害を抱えているといわれています。

睡眠障害には、なかなか眠れない、予定の時刻よりも早く目が覚める、夜中に何度も目が覚める、眠りが浅い、または起きなければいけないのに眠り過ぎてしまうといった症状があります。

また、睡眠障害がきっかけで抑うつ状態になることもあります。ですから、睡眠障害があるときは、早めに病院を受診したほうがいいでしょう。

・疲労感や倦怠感がある
休日に十分な睡眠をとったはずなのに疲れが残ったり、体がだるくて仕方がないと感じたりします。

仕事を頑張りたい気持ちがあるのに体が動かず、焦ったり、自分を責めたりするといった悪循環に陥ることがあります。

・食欲がなくなる、体重が減る
うつ病になると気力がなくなり、「食べたい」と感じなくなります。

体のために無理をして食べようとしてもおいしく感じなかったり、以前よりも食べる量が減ったりします。

ストレスや過労によって胃潰瘍や炎症が起こることもあるため、「最近、脂っこいものが食べられなくなった」と感じることも。

いずれにしても、食欲や食べる量に変化があった場合は注意したほうがいいでしょう。

それから、お酒が好きな人は飲酒量が増える傾向があります。

食事の量や食欲とあわせて、飲酒量にも注目しましょう。

・うつ予備軍のSOSに気づく方法とは?

睡眠障害や抑うつ状態になった場合は、精神科、心療内科で診察を受け、投薬治療を行います。

ただ、薬を飲んだからといって、すぐに症状がなくなるわけではないのです。

たとえば、ストレスの原因だった仕事を辞める、または休職したからといって、急に眠れるようになるのではなく、休養と投薬治療を行って回復を目指します。


だからこそ、症状が重くならないうちに対策をとることが肝心です。

心の状態は変わりやすく、また他人からは見えないものです。

ですが体に現われるサインは、本人が自覚したり、身近な人が気づいたりすることもできます。

まずは、睡眠、疲労・倦怠感、食欲に変化がないかどうか、セルフチェックを行いましょう。

また、職場や家族、友達など、身近な人の体調の変化にも気を配ることが、うつ病の予防につながります。

うつ病

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