当てはまったら要注意! うつ病のサインと予防法
うつ病は「心の風邪」と呼ばれるほど、誰でもかかる可能性がある病気です。
しかし、うつ病により退職や休職をした人が日常生活を取り戻し、社会に復帰するまでには時間が必要です。
今回は、うつ病にならないために、または症状が軽いうちに治療できるように、うつのサインについてお伝えします。
・「うつ病」ってどんな病気?
うつ病は、精神的または身体的ストレスが重なるなど、さまざまな理由から脳に機能障害が起きている状態をいいます。
そのため、気分が落ち込むといった精神的な症状のほかに、眠りたくても眠れない、体が重くて仕方ないというように、体に現われる症状もあります。
・こんな症状があったら要注意! うつのサインとは?
憂うつな気分(抑うつ状態)が2週間以上続くと、うつ病だと診断されることが多いです。
以下のサインが当てはまるようなら、早めに病院で診察を受けるようにしてください。
《うつ病のサイン》
- 気分が落ち込む、憂うつになる(抑うつ状態)
- 何にも興味がわかない
- 何をしても楽しくない
- 思考力が落ちて、ボーッとしてしまう
- 疲れているのに眠れない、または予定の時刻より早く目が覚める
- 何かに追い立てられているように感じ、イライラする、落ち着かない
- 自分には価値がないように感じる
・うつ病を予防するためにはどうすればいいか?
うつ病にならないためには、たとえ落ち込んでも、その気分を引きずらないことが大事です。
スポーツや趣味などでストレスを発散したり、友達や家族、職場の人に話を聴いてもらったりするといいでしょう。
また、ストレスの原因となる問題解決に取り組むのもいいですね。
ただ、抑うつ状態のときは視野が狭くなり、自分にすべての責任があるように感じてしまいます。
ですから、ひとりで抱え込まずに、周囲の人と一緒に取り組むようにするといいでしょう。
そして、うつ病の予防にもっとも欠かせないのは、自分自身の心と体の状態に気づくことです。
気分や体調の変化に気づけるように、普段から自分自身を観察するように心がけましょう。
また、職場や身近な人の表情や様子をよく見て、体調などを気にかけることも大事です。
サインにいち早く気づき、症状を深刻化させないことが、うつ病の予防につながります。