ミスが多い部下に伝授したい集中力アップ法
ミスが多い部下に対して、どのように指導すればいいのか悩む人は多いのではないでしょうか?
叱ったり、注意したりするだけでは、焦ってさらにミスを引き起こすこともあります。
今回は、ミスが多い部下が自信とやる気を持って仕事に取り組むための、集中力を高める方法についてお伝えします。
・落ち着いてやればできる仕事でミスをする理由
書類に間違いがないかチェックすれば防げるはずの簡単なミス。しかし、そういったミスが原因で、大きなトラブルや損害を引き起こす可能性があります。
落ち着いてやればできる仕事でミスをするのは、精神的な余裕がないからだといえます。
やるべきことが多過ぎて焦ってしまい、ひとつひとつの作業が雑になるのです。
そんなときに必要なのが、集中力です。
かける時間は同じでも、集中していればミスに気づくことができるはずです。
・心を落ち着ける「第三者としての自分」とは?
仕事を抱えた部下が焦っているとき、上司に相談する時間も心の余裕もなく、自分の殻に閉じこもってしまうことがあります。
一見すると、集中して取り組んでいるようですが、提出書類はミスだらけ・・・・・・ということも。
そんなときは、落ち着いて作業ができるように、セルフコントロール法を実践させるといいでしょう。
第三者になったつもりで、自分自身の心や状況を見るようにします。
「この書類を仕上げたいけど、ほかの仕事も気になっていて、優先順位がつけられていないな」とか、「この仕事は今日中にできると言ってしまったけれど、この調子では終わらないだろう」というように、状況を客観的にとらえるのです。
状況や考えがわかると冷静さを取り戻し、作業に集中できるようになります。
また、ひとりでは抱えきれない仕事があった場合は、上司や周りの人に相談できるようになるでしょう。
・集中して作業するスペースを作る
集中したいと思っていても、職場では作業を中断せざるを得ないことがよくあります。
たとえば、電話がかかってくる、上司や同僚から質問される、チェックが必要な書類が回ってくるといったことです。
その状況で集中力を高めるのは難しいので、作業に集中するスペースを作るといいですね。
「このパソコンに入力しているときは、緊急の用事がない限り話しかけない」というように、チーム内でルールを決めます。
すると、集中して仕事に取り組めるようになり、その結果としてミスが減ります。そのときにようやく、自分の仕事に自信が持てるようになるでしょう。
いかがでしたか?
心を落ち着ける方法と集中しやすいスペース作りを、ぜひ試してみてくださいね!