チームの力を最大限に引き出す部下の操縦術
ひとつの仕事をチームみんなで成功させたい!
その思いは同じでも、メンバーの性格や得意分野が違い、うまくまとめられないこともありますよね。
今回は、チームでの仕事を成功させる部下の操縦術をお伝えします。
・部下の能力を引き出す3つのキーワード
チームで力を発揮するためには、個人の能力を引き出す必要があります。
部下が意欲的に仕事に取り組む3つの要因は、その仕事の重要性、自分の価値観との一致、自己表現ができるかだといえます。
これらを満たすには、まずはその人が持つ価値観を知ることが肝心です。
人の役に立つ仕事をしたいとか、クライアントに信頼されるミスのない仕事をしたいとか、常識にとらわれない新しい仕事を創りたいというように、人によってまったく価値観が違うからです。
仕事内容が決まっていたとしても、その仕事をする目的は利益を上げることだけではないですよね。
チームでの仕事の目的やゴールと、その人の価値観をすり合わせることで、部下のやる気を引き出せます。
・あえて違うキャラクターの人とコンビを組ませる理由
チームの中でコンビを組む場合は、性格の傾向を外向的と内向的にわけて、違うタイプで組ませるといいでしょう。
得意分野でそれぞれの個性を発揮できるというメリットもあれば、まったく考え方が違うので衝突することもありそうです。
人材育成においては部下の視野を広げるのも大切なことです。
多様な考え方ができるようになるには、自分では考えつかないようなアイデアを生み出したり、行動したりする人と接するのが近道だといえます。
コンビで仕事をしているうちに、「◯◯さんだったらこう考えるはず」と性格が違う人の行動を想像できるようになります。
すると、できる仕事の幅も広がります。
働き方が多様化している現代では、時短勤務や平日に休みをとることもあります。
「この人しかできない仕事」ではなく、チームメンバーの誰もが対応できることが求められます。
また、補い合うことでチームの絆が生まれ、仕事に対する士気も上がるでしょう。
・ほかのプロジェクトとの相乗効果を狙う
ひとつの仕事だけに取り組んでいると、結果が出なかったり、ルーティンになってしまったりして、モチベーションが下がることがあります。
そんなときは、ほかのチームと共同で仕事をするなど、いくつかのプロジェクトを平行して進めるのが効果的です。
チームメンバーがそれぞれ別の仕事や人と関わり、それらの成果や気づいたことを発表する時間をつくるといいですね。
ほかの仕事で培ったスキルをチームでの仕事に生かすことができ、どちらの仕事も活性化しそうです。
仕事ではなく、社内イベントの企画などのレクリエーションでもいいでしょう。
いかがでしたか?
チームでの仕事を成功させるためのキーワードは、「関わり」です。
まずは部下と話して、その人の価値観や仕事に対する思いに耳を傾けてみませんか?