受け身な部下の自主性を育てる3つの方法

管理職やリーダーになったとき、いろんな性格の部下がいると感じる人は多いのではないでしょうか。

それぞれに個性があり、その性格を良い・悪いで判断することはできません。

ですが、自発的に行動する人は受け身な人に比べると、仕事にやりがいを感じ、幸福感が高く、成功しているという調査結果があります。

今回は、リーダーとして活躍する人を増やすための3つの方法をお伝えします。

・リーダーになる人の孤独な判断力とは?

自発的に行動する人と、依存的で受け身な人は、判断基準が違うのが特徴です。

受け身な人は、周囲の「人」に反応します。周りの人がどのように考えているのか気にします。

ですから、多数決では多い方の意見に合わせることが多いでしょう。


一方、自発的に行動する人は、他の人がどのような意見を持っていても、自分の考えを通そうとします。

頑固でマイペースな面はあるものの、理論や情報に納得できれば意見を変える柔軟性があります。

受け身な性格の部下に対しては、自分で考えさせることが肝心です。

会議や朝礼で発言する機会を与えたり、他の人がいないときに意見を聴いたりするといいでしょう。

・口ぐせに注目して、「事後」から「事前」に行動を変える!

自発的に物事に取り組む人は計画を立てて行動し、受け身な人は何かが起こった後に対応する傾向があるといわれています。

受け身な人は何かが起こったときに、「上司(顧客)が◯◯だと言ったから」や、「運が悪かった」と言うことが多いようです。

これは、事後対応をしているからこそ出てくる「口ぐせ」だといえるでしょう。


それに対して、自発的に行動する人は、トラブルなどを予測して事前の準備に時間をかけます。何かが起こったときも、準備ができていなかった自分のせいだと考えるからです。


なので、受け身な人には計画表を作成させるなど、事後対応よりも事前の準備に目を向けるような課題を出すといいですね。

・自分でコントロールできる環境を作る

受け身な人は自分で考えるのが苦手ですが、出された指示は誠実に取り組むという長所があります。

それに対して、自発的に行動する人は、自由に行動ができない(=コントロールできない)状況が苦手です。そのような状況下では、パフォーマンスが下がってしまうことがわかっています。

受け身な人を自発的に行動する人に変えるには、よくあるトラブルなどの例題を出して意見を聞いてみるといいですね。

その状況をイメージすることで、実際にトラブルが起こったときも自発的に行動ができるようになります。


受け身な人が自発的に行動できるようになれば、自主性を持ちながらも、忠実さと協調性もあるバランスの良いリーダーとして活躍できるはずです。

ぜひ、部下の教育に3つの方法を試してみてくださいね!

自主性

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