部下がやりがいを感じるための上手な接し方

仕事に対するモチベーションやストレス耐性などは、人によって違いますよね。

また、同じ人でも気分や体調などにより、波があるといえるでしょう。

では、部下や後輩、または自分自身が、やりがいを持って仕事をするためには、どうすればいいのでしょうか?

今回は、仕事にやりがいを持つ方法についてお伝えします。

・仕事だけにやりがいを感じるのは不可能? 仕事とプライベートは切り離せない

人は起きてから寝るまでの間に、実に多くのこと(タスク)を実行しています。

仕事以外の面でやることが多く、負担がかかるようであれば、仕事に時間を割けなかったり、モチベーションが下がってしまったりするのも仕方がないでしょう。

ですから、部下や後輩のモチベーションを高めたいときは、その人の生活全体について知る必要があります。

たとえば、育児中や親の介護をしている、資格試験の勉強中である、ストレスであまり体調が良くないなど、思うように仕事を頑張れない事情があることも。

まずは、部下や後輩とコミュニケーションをとり、その人を知る時間をつくりましょう。

・この2つの要素がそろえば、仕事にやりがいを感じられる!

やりがいを持って仕事をするために必要なのは、「その仕事をする意味」です。

たとえば、この仕事をすれば顧客にどんな利益があるのか、どんな風に人を幸せにすることができるのか、といったことです。

自社の利益になる、自分の評価が上がるなども意味付けになりますが、社会に貢献していると実感できるほうがやりがいを感じられます。

ですから、チームでプロジェクトに取り組むときは、その意味をメンバーで共有しておくといいですね。


ところが、社会に貢献できる重要な意味を持っていても、それだけでは頑張れないものなのです。

やりがいを持って仕事に取り組むために欠かせないもう1つの要素は、「有効性」です。

有効性とは、その仕事が成功しそうだという見込みのことをいいます。

コピーをとる、顧客にメールをする、在庫商品を数えるといったタスクは、有効性が高い作業です。

しかし、その作業をすることで得られる満足、幸福、やりがいといったものは薄いでしょう。

つまり、重要な意味があり、それが達成できそうだという見込みがあるときに、やりがいを感じられるということです。

・男女で違う、モチベーションを下げない関わり方とは?

その仕事がもたらす社会貢献度や、達成する見込みに加えて、周囲の人の協力や理解もやりがいに関係しています。

ただ、一点気をつけたいのは、関わり方です。

あるアメリカの研究では、女性は周囲の人と目標を共有することでモチベーションが上がり、男性は黙って見守ってくれる環境を求める傾向があると発表されています。

すべての人に当てはまるわけではありませんが、その人に合わせた接し方や環境が、やりがいを持って仕事をすることにつながりそうですね。

やりがい

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