魅力ある上司になるための5つの自己PR法
部下や後輩に対して、厳しい面ばかり見せるのは良くない。
だけど、悩みを相談すると、「しっかりしていない」と思われそう・・・・・・。
そんな風に、部下との接し方に悩む人は多いのではないでしょうか?
今回は、いろんな面を戦略的に部下や後輩に見せて、信頼関係を築く方法をお伝えします。
・人は、さまざまな顔を持つ人に魅力を感じる
厳しい上司、優しいけど頼りない上司・・・・・・など、人は無意識に相手のイメージを決めているものです。
これを、「レッテル貼り(またはラベリング)」といいます。
ひとつの面ではなく多くの顔を見せることで、相手はあなたに魅力を感じるでしょう。
心理学では戦略的に自分の情報を開示することを、「方略的自己呈示」と呼びます。
方略的自己呈示の種類は5つあり、部下とのコミュニケーションでの取り入れ方を解説していきます。
1.追従
相手の意見に賛同したり、好みに合わせたりすることをいいます。
部下や後輩の意見に耳を傾けることにより、相手はあなたのことを「話せばわかる人」だと感じるでしょう。
すると、相手もあなたの話を聴こうとします。
ですから、相手が目下の人であっても、追従の姿勢を見せることが大事なのです。
2.自己宣伝
自分の得意分野やこれまでの経験、経歴をアピールすることです。
謙虚さや追従の姿勢を見せることも必要ですが、部下から尊敬される人物になるためには欠かせない自己開示だといえます。
3.模範
部下の模範となる姿を見せることです。
法律、社会のルールはもちろん、クライアントの秘密やコンプライアンスを守ります。
部下や後輩を叱ったり、威厳を見せたりするためには、自分自身が実践してこそ。
さらに、クライアントと接するときに心がけていることや仕事術などを教えるのもいいですね。
・たとえ戦略でも、やってはいけない自己呈示がある!
方略的自己呈示には、職場で使うとマイナスに働いてしまうものもあります。
4.威嚇
力を誇示して、相手を威嚇します。
たとえば、「このプロジェクトが失敗したら・・・・・・、わかっているよね?」と言ったりすることです。
やる気を出させるために言ったつもりが、パワハラになる場合もあるので注意しましょう。
威嚇するのではなく、「一緒に頑張っていこう」という姿勢を見せるとうまくいきます。
・たまには、部下を頼ってみるのもアリ!
また、成功体験を語ったり、厳しさを見せたりするだけでは、人間的な魅力が伝わりにくいものです。
そんなときは、こんな自己呈示をしましょう。
5.哀願
自分の弱い部分を見せて、相手を頼ることです。
悩み事や困っていることを打ち明けて、部下に意見を求めます。
また、あなたの苦手分野を得意とする人がいたら、素直に頼るのもおすすめです。
「尊敬する上司の役に立てた」と実感することが、部下の自信につながります。
いかがでしたか?
いろんな面を見せることで、部下とのコミュニケーションに幅が生まれます。
ぜひ使ってみてくださいね!