「見守り力」で部下のモチベーションを上げる方法
部下や後輩のやる気がなくて困るけど、どんな風に声をかけたらいいのかわからない。
そんな悩みを抱える人は多いのではないでしょうか?
上司に叱られたから、目標があるから・・・・・・では、やる気が続かないものです。
今回は、部下のモチベーションを上げるための「見守り力」についてお伝えします。
・部下との関係づくりに必要な「対話」とは?
モチベーションを上げる言葉をかける前に必要なのは、「姿勢」です。
部下ときちんと向き合い、見守っていることを伝えます。
その姿勢を伝える方法はコミュニケーションですが、ただ会話をするのではなく、「対話」することを心がけましょう。
対話とは、その人と正面から向き合い、お互いを理解するために話すことをいいます。
部下と1対1で話し、現状や悩みを聴く時間をつくるといいですね。
ただし、上司とふたりきりになると、緊張して話せなくなる人もいます。その場合は、帰りの電車の中や、出社から始業までの時間など、空き時間を利用するといいでしょう。
まずは、コミュニケーションの回数を増やして、部下と向き合う姿勢を見せることが大事です。
・脱・個人主義! 一緒に成果を上げることに意味がある
部下や後輩に仕事を任せると、ミスがあっても気づけないかもしれないと、不安になる人は多いと思います。
そのため、部下に仕事を任せずに、自分で終わらせてしまうことも・・・・・・。
しかし、それでは部下のやる気が上がらず、上司の仕事が増えてしまいます。
そこで、完全に部下に任せるのではなく、「一緒に成果を上げよう」というスタンスで取り組みます。
部下の成績が上がるように手伝ったり、上司の目標達成のために部下に仕事を頼んだりします。
同じ目的を持って仕事をする中で、「期待している」という気持ちを伝えれば、部下は認められていると感じるでしょう。
・褒めるのが苦手な人は、顧客の言葉を伝える
モチベーションを上げるのに効果的なのは、やはり褒めることです。
ただ、褒めるのが苦手な上司もいれば、褒められても素直に受け取れない部下もいます。
そんなときは、顧客がその部下の仕事ぶりや人柄について話していた言葉を伝えるといいでしょう。
上司が褒めるのは主観ですが、第三者の言葉は客観的な意見です。
客観的な意見を伝えるのは、自分の気持ちよりも伝えやすく、受け入れられやすいものです。
また、上司以外にも見守ってくれる人がいるとわかれば、部下のモチベーションアップにつながりますよ。
いかがでしたか?
まずは、短い時間でいいので、部下や後輩と対話する時間をつくりましょう。