心が折れないための「言葉の順番」とは?
10連休後に普段の生活リズムを取り戻すまで時間がかかった人も多いのではないでしょうか?
体の調子が悪いときは、精神的にもネガティブになりやすいものです。
これからの季節は夏バテや熱中症、室内外の激しい温度の変化など、体調を崩しやすい時期でもあります。
つまり、自分自身や同じ職場の人の、体だけでなく心の面でもケアが必要だということです。
今回は、言葉の印象を変える「順番」についてお伝えします。
・「順番」を変えるだけで、印象が変わる!
部下や後輩に元気がないときは、かける言葉にも気を遣うものです。
何気なく言ったことが相手を傷つけたり、ふさぎ込んだりするきっかけになることもあります。
そんなときは、言葉の順番を入れ替えるといいですよ。
同じ言葉を使っているのに順番を入れ替えるだけで、受ける印象がずいぶん変わってくるからです。
・「最初のインパクト」で心が折れない方法
記憶に関する心理実験があります。
実験参加者に対して、複数の単語を1つずつ提示していき、それを覚えるように指示します。
次に、どんな順番でもいいので思い出せる限りの単語を書かせます。
その結果、思い出すことができた単語は、最初のほうに覚えた単語と最後のほうに覚えた単語に集中していました。
最初に覚えたことが印象に残るのを「初頭効果」といいます。ほかの単語を見ているときも頭の中で繰り返していたため、覚えていたのだといえます。
ですから、「あのクライアントは厳しい人だ」とか、「うちの会社に対して良いイメージを持っていない」といったネガティブな内容は最初に言わない方がいいでしょう。
・最後に持ってくる言葉で、モチベーションを上げる!
また、先ほどの実験では、最後のほうに提示された単語ほど多く思い出されていました。
その単語を見たばかりだったため、記憶にとどまっていたのです。これを、「新近効果」と呼びます。
つまり、最後にポジティブな言葉を持ってくれば、その言葉が心に残るということです。
たとえば、気むずかしいクライアントの担当になり、落ち込んでいる部下や後輩がいたとします。
その場合は、「担当が代わったばかりでわからないこともあると思う」というように、最初に気持ちを汲む言葉をかけるといいですね。
その後で、「厳しく言われたときはチーム全体の課題として内容を報告してほしい。ひとりで抱え込まないように!」と言葉をかけます。
「◯◯さんは厳しい人だけど、ひとりで抱え込まずに報告を!」と言われるのと、このように言葉を掛けられるのとでは印象がずいぶん違いますよね。
天気と同様に、精神的にも不安定になりやすい時期だからこそ、言葉の順番や言い回しを工夫してみましょう。