個人主義と協調性、成果につながるのはどっち?

部下や後輩との距離感や関係性に悩むリーダーは多いのではないでしょうか?

なれ合いの関係になっても良くないし、だからといってチームのメンバーを競わせて個人主義になるのも・・・・・・。

と、どのようなスタンスでいればいいのか悩むこともありますよね。

今回は、結果を残すチームの在り方についてお伝えします!

・個人主義 VS 仲の良いチーム、成果を上げられるのはどっち?

個人の売上げ目標があると、どうしても個人主義になりがちです。

だからといって、チーム全体で目標を達成しようとすると、個人の能力が伸ばせないような・・・・・・。


個人と集団に関する、こんな実験結果があります。

キャンプに参加している少年を2つのグループにわけます。

もう一方のグループと競争するスポーツや遊びをさせたところ、相手のグループを攻撃する言動が多く見られました。

一方、2つのグループが協力することで達成できる課題を与えたところ、相手グループへの敵対心がなくなりました。

・個人主義は、ピンチをチャンスに変えられない?

これは心理的な変化を見る実験であり、競争の結果や成果までは報告されていません。

ですが、同じチーム内で競争させると足の引っ張り合いをしたり、敵対心を持ったりして、チームワークが悪くなることがわかります。

つまり、競わせたり、比較したりすると、いざというときに力を発揮できないということです。

・個人の能力を発揮しながら、協力的なチームを作る方法

最強のチームを作るためには、それぞれが能力を発揮することが大事です。

そのためには、その人の個性や能力をリーダーがきちんと把握して、評価することが必要だといえます。

誰かと比較したり、競争させたりするのではなく、きちんと部下や後輩と向き合うことが肝心です。


また、チームでこんなワークをするのもいいでしょう。

心理学者のアロンソーをはじめとしたメンバーで開発された「ジグソー学習法」では、グループのメンバーが学習する内容の一部のみを教えられます。

その学習内容の全体像を知るためには、それぞれのメンバーが持つ情報を教え合い、協力する必要があります。

この学習法をワークとして取り入れることで、それぞれの個性や能力を発揮しながら、協力してひとつのことを成し遂げられるようになります。


新入社員同士や、年齢が近い先輩と後輩などを比較して、やる気を出させようとすることもあるかもしれません。

ライバルがいることでモチベーションが上がる人もいますが、チーム全体で考えると敵対するより協力する方が成果を上げられるといえます。

この記事が、チームをまとめるときの参考になればうれしいです!

協調性と成果

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