自己重要感を高める3つの行動とは?
仕事がうまくいかないときに、「自分は本当にこの職場にいていいのだろうか」と考えたことがある人は多いのではないでしょうか。
自己重要感を上げられるのは自分だけだということを、前回のコラムでお伝えしました。
今回は、仕事がうまくいっていないときでも自己重要感を高められる方法についてお伝えします。
・自己重要感をあなどってはいけない! うつと自己重要感の関係とは?
思うように結果が出ないと、自己嫌悪に陥ることがあります。
しかし、自分を責めてばかりいると、うつ病になる可能性があるので気をつけてください。
「自分には能力がない」や「存在する価値がない」と考えたり、「このまま職場にいても迷惑がかかるのではないか」と心配になったりしたときは、信頼できる人に相談しましょう。
すると、「そんなことないよ、この仕事で役に立っているじゃない!」と具体的に教えてくれたり、「『職場にいると迷惑だ』って、誰かに言われたの?」と心配してくれたりします。
そうした第三者の意見が、「存在価値がないというのは、自分の思い込みだったのかもしれない」と気づくきっかけになります。
ですから、落ち込む前に周囲の人に相談することが大事です。
・役に立った思い出から自分の強みを発見する
自己重要感が下がっていると感じたときは、人の役に立ったことを思い出してみましょう。
学生時代のアルバイトや子供の頃の思い出など、人から感謝されたことや、役に立てたと感じる出来事を書き出していきます。
すると、「困っている人を見たら放っておけない親切心と行動力がある」とか、「人とは違う発想を褒められた」というように、自分の強みが見えてきます。
そうして強みや長所を確認することで、仕事でも能力を発揮できるようになります。
なかなかエピソードが出ないときは、友達と思い出話をするのもいいでしょう。
・周囲の人に感謝の気持ちを伝えることがもたらす変化
何をしてもうまくいかないときこそ、周囲の人に「ありがとう」と言うように心がけましょう。
すると、たくさんと関わり、支えられていることに気づくでしょう。
さらに、人から親切にされると好意を返したくなる「好意の返報性」が働きます。
周囲の人から親切にされることで、自分も人の役に立つことをしようという気持ちになり、積極的に周りの人と関わるようになるということです。
その関わりによって周囲の人から感謝されるようになり、「こんなに役に立っている」と実感できるようになります。
その結果、自己重要感が高まるのです。
自己重要感を高めるためには、気づくことが大事です。
自分の強み、周囲の人の優しさ、自分が周りの人に与えているものに気づけば、自信を持って仕事に取り組めるようになるでしょう。