残り1ヶ月! 士気を高める振り返りと忘年会の秘密とは?

今年も残すところ、1ヶ月ですね。
12月は慌ただしく過ぎてしまい、今年を振り返る時間がなくなることもありますよね。
部下や後輩、チームのメンバーの士気を高めるために、今年は早めに振り返りをしてみませんか?

・褒めるときは、「数字」にフォーカスする

上半期・下半期にわけて目標を立てている場合、11月末の下半期の目標達成率は順調にいけば50%前後でしょう。

ただ、下半期は年末年始の休みがあったり、3月に決算や人事異動があったりと、上半期に比べて追い上げが難しいといえます。

だからこそ、年内に目標達成のメドを立てたいところです。

忙しい時期にモチベーションを上げるためには、褒め方にポイントがあります。

たとえば、「下半期の目標達成まで、あと58%!」と励まされても、「まだまだ先は長い」と感じてしまいます。
だからといって、「下半期の目標は、42%達成した!」と言われても、「達成できていない」という印象のほうが強いでしょう。

そんなときは、昨年との比較や、前の月からの伸び率にフォーカスします。
金額にすると大きな成果ではなくても、「先月から2倍に伸びた」と言われると、目標に近づいたと感じられます。

すると、「今はまだ目標に届かなくても、地道に努力すれば達成できるはず!」と前向きに考えられるようになります。

・モチベーションを上げるつもりだったのに! 部下を褒めるときの注意点とは?

今年の振り返りで達成感を得られるのは良いことですが、気がゆるむ原因にもなります。

というのも、人間は良いことをすると、悪いことをしてバランスをとろうとする心理が働くからです。
この心理作用を、「モラル・ライセンシング」といいます。

なので、「こんなに頑張ったのだから、年末まではゆっくり過ごしたい」という気持ちになり、目標の達成率が伸びなくなることも・・・・・・。

そうならないために、今年の振り返りをした後に忘年会をするのがおすすめです!

・早めに今年を振り返り、忘年会をするメリットとは?

モラル・ライセシングの研究で、厳しい練習に耐えたアスリートが、トレーニング後の打ち上げで飲み過ぎてしまうことがわかっています。

このことから、振り返りの後に忘年会をすると、暴飲暴食をする人が増えそうですが、その日のうちにバランスをとることで、週明けには普段の状態に戻っているはずです。

12月後半の忙しい時期に忘年会をすると、気が抜けて年末までダラダラしたり、体調を崩したりする恐れがあります。
なので、早めに振り返りと忘年会を済ませておくのがポイントです。

いかがでしたか?

残り1ヶ月のモチベーションを保ち、仕事のパフォーマンスを上げるために、このテクニックを役立てていただけるとうれしいです!

忘年会のポイント

コラム一覧へ戻る