部下の心を読み解く非言語サイン3つ

急に涼しくなってきて、秋がやってきましたね。
秋の夜長は、もの思いにふけることも多くなります。
仕事での些細な失敗が原因で、「この仕事に向いていない」と落ち込むことも・・・・・・。

そんな部下の様子を見て、「何を考えているのかわからない」と感じる人も多いのではないでしょうか?

今回は、部下の心理状態を読み解く3つのサインを紹介します。

・ノンバーバル(非言語)サインからわかる部下の心理状態

ジェスチャーや表情などの言葉ではない部分でのコミュニケーションを、「ノンバーバルコミュニケーション」といいます。
体が無意識に反応しているので、ノンバーバルサインには本心が表れることが多いのです。

1つ目のサインは、「表情」です。仕事に対するモチベーションが高く、何も問題が起こっていないときは、表情が豊かでイキイキとしています。

ところが、悩んでいると声が小さくて黙りがちになり、顔色が悪くなることがあります。
どんなに言葉で、「大丈夫です」と言っても、生理現象はごまかすことができません。

会話中に部下の顔が青ざめたり、脂汗をかいたりするようであれば、落ち着いて話す時間をとってください。

・緊張しているかどうかがわかるサインとは?

ただし、部下が緊張しているときに、静かな空間で上司とふたりきりになるのは逆効果だといえます。

ふたりで話しているときに部下が、「えっと」や「えー」と言葉に詰まるのは緊張しているサインです。

そんなときは、コーヒーショップなどの適度に人の出入りがあるにぎやかな場所で、少しだけ話すのがおすすめです。
緊張がほぐれたら部下のほうから話してくれるでしょう。

・テーブルの上にある◯◯で、「心の距離」を把握する

テーブルをはさんで部下と向かい合って話すときは、テーブルの上に置かれた物に注目しましょう。

たとえば、部下が会議の資料やノートなどをテーブルに置いている場合は、あなたとの間に心の距離があることを示します。

ただし、食事や打ち合わせ時は、やむを得ずテーブルの上がいっぱいになることもありますよね。

そんなときは、食事中は当たり障りのない話をして、食後にテーブルの上を片づけてから大事な話を切り出しましょう。


また、これらのノンバーバルサインから部下の心の状態を読み解き、話しやすい雰囲気をつくることが肝心です。

部下の様子がいつもと違うと感じたら、無理に話させようとするのではなく、まずはノンバーバルサインを観察しましょう。

上司部下

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