社内会議で意見を通したいときのプレゼン術

会議で意見を通したいけど、なかなか上司がYESと言ってくれない。
年上の部下と意見がぶつかってしまい、言うことをきいてくれない。

そんな、「やりにくさ」を感じていませんか?

今回は、少し言い回しを変えるだけで意見が通りやすくなるコミュニケーション術をお伝えします!

・プレゼンはハードルを上げるくらいがちょうどいい!

会議でプレゼンをするときは、「ここに注目してほしい」という部分を強調します。
たとえば、「改善すべき点を重視した提案です」や、「この提案を裏付けるために大規模なアンケートをとりました」というように強調するのです。

すると、「どれほどのものか聞いてみよう」という関心を集めることができます。
このように強調することを、「プライミング効果」といいます。

「このレストランはすごく美味しいから」とか、「おもしろい話があって」と前もって言うのもプライミング効果です。

これでは期待値が上がってしまい、「想像ほどではなかった」とガッカリされるのではないかと心配になりますが、実はその逆なんです。

「美味しいから」と言われてから食べると、「言われた通り、本当に美味しい」と感じやすくなるから人間の心理は不思議です。

上司や気難しい人を相手にしたプレゼンでは、「参考になるかわかりませんが」と弱気になってしまうことがあります。
ところが、これもプライミング効果で、重要ではない内容だと思われてしまうので注意しましょう。

・複数の企画を提案すると意見が通りやすくなる

「この企画を通したい」という本命だけを提案した場合、相手はYESかNOで判断します。

すると、「本当にYESでいいのだろうか」と迷ってしまい、その提案の欠点を探そうとしてしまうのです。

ですから意見を通したいときは、本命を含めた3案程度をプレゼンするのがおすすめです。

すると、3つの中のどれか1つの案を選ぼうという心理が働くからです。

・選んでほしいのはそれじゃない! 違う企画が通りそうなときは・・・・・・

本命とは違う企画が選ばれた場合は、「いや、こちらのほうが・・・・・・」と言って相手の考えを否定しないように気をつけましょう。

その場合は、「わたしもその案が良いと思います。ただ、こちらの案のこの部分にも魅力を感じています」と本命の案の良いところをアピールします。

そのうえで相手の意見を求めれば、2つの案の良いと思う部分を比べて決断してくれます。


いかがでしたか?

このように、言い回しやプレゼンの方法を変えるだけで相手に与える印象が違ってきます。

社内会議だけでなく、顧客へのプレゼンなどにも使ってみてくださいね。

プレゼン

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