夏バテ中でもモチベーションがUPする2つの褒め方
暑中お見舞い申し上げます。
異常なほどの猛暑が続いていますが、体調を崩していませんか?
熱中症や脱水症状、睡眠不足などには十分気をつけていても、夏バテをしてしまうこともありますよね。
部下や後輩が夏バテをしているとき、あなたはどんな風に声をかけますか?
今回は、夏バテ中の部下や後輩の仕事へのモチベーションを上げる、2パターンの褒め方についてお伝えします。
・褒めるために必要なのは下準備! 相手の「価値観」を知ろう
2パターンの褒め方をするためには、相手が仕事において大事にしている2つの価値観を知っておく必要があります。
1つ目は、「こんな自分になりたい」という理想像です。
たとえば、斬新なアイデアでヒット商品を生み出したい、新規開拓をして売上げを伸ばしたいといったことです。
2つ目は、今のその人が大事にしている価値観です。
顧客のニーズに応えられるように話を最後まで聴くとか、ミスがないように何度も確認するとか、普段から意識して取り組んでいることです。
これらの価値観を普段の会話や面談などで把握しておくことで、夏バテをしているときに効果的な褒め方ができるんです!
・夏バテで体力がないときは、「ありのままの姿」を褒める
人間が行動を起こすときは、「こう見られたい」という動機が働きます。
「自己確証動機」とは、ありのままの自分を受け入れてほしいときに働きます。
すると、普段の自分が大事にしている価値観に基づいて行動するので、「いつも◯◯さんが確認してくれるから、ミスがなくて助かる」というように褒めるといいでしょう。
すると、上司が自分を理解してくれた喜びから、仕事に対する意欲がわいてきます。
・体力が回復してきたら、「なりたい姿」に近づいていることを褒める
夏バテ中はあまり無理をさせるのは良くないですが、体力が回復してきたら褒め方を変えてみましょう。
せっかくやる気になってきたのに、「今のままでいいんだよ」と言われるとガッカリしてしまいますよね。
理想に向かって努力するときの原動力になるのが、「自己高揚動機」です。
「ヒットメーカーになりたい」という理想に向かって頑張っているときは、「おもしろい発想だね!」というように理想に近づいたと感じられるような褒め方をします。
すると、「もっと理想に近づきたい」と感じて、仕事へのモチベーションが上がります。
体がだるいときに、むやみに励ましても無理をさせてしまうだけです。
体調に合わせて褒め方を変えることで、夏バテから回復して、仕事へのモチベーションも上がりそうですね。