上半期の目標達成にラストスパートをかける方法

上半期も残すところ、あと1ヶ月半ほどです。

目標を達成すべく、残りの過ごし方を見直している人も多いと思います。

ところで、目標を達成するためにラストスパートをかけられる人と、「どうせ達成できない」とやる気がダウンしてしまう人は、どんな違いがあるのでしょうか?

個人の性格による部分もありますが、目標の達成率も大きく影響しているんです!

今回は、目標の達成率とモチベーションの関係を解説し、部下や後輩のやる気がアップするコミュニケーション術についてお伝えします!

・ラストスパートをかけられる人と、やる気がダウンする人の違いとは?

心理学に、「目標勾配(こうばい)仮説」と呼ばれる説があります。
これは、目標に近づくほどやる気が出るという心理を指します。

マラソンでゴール付近になるとラストスパートをかけられたり、登山で疲れていても頂上に近づくにつれて元気が出てきたりした、という経験はありませんか?

それがまさしく、この目標勾配仮説なんです。

つまり、あと少しで目標を達成できそうなら、「どうしても目標を達成したい!」という気持ちが強くなって最後の力をふりしぼりますが、達成率が低ければ目標から遠いのでやる気が出なくなってしまうということです。

・働き方改革的、目標の見直し方

この心理を活用してモチベーションを上げるためには、思いきって上半期の目標値を下げて、達成率を上げるのもいいでしょう。

そうすれば、「あと10%なら達成できる!」とラストスパートをかけられる可能性があるからです。

働き方改革では、同じチームや部署で仕事を共有し、誰でも対応できる状態にしておくことが求められます。そうすることで、時短勤務がしやすくなったり、自由に休みをとったりできるからです。

ですから、個人の目標であってもチームで取り組むという意識を持つことが大切です。現在の達成率を把握しておいたり、達成に向けて意見を出し合ったりするなど、協力すれば達成率も上がりそうですね。

・部下や後輩のモチベーションによって掛ける言葉を変える!

ある心理学の実験の結果、モチベーションが上がっている人に対しては、リーダーがニコニコしながら仕事の指示を出すとやる気がアップし、モチベーションが下がっている人に対しては、険しい表情で厳しく指導した方がやる気が出ました。

つまり、やる気がない部下に対して、「もうひと頑張りしたら、打ち上げをしよう」と言うより、「達成できるように頑張ろう!」と叱咤激励をした方がいいということです。


いかがでしたか?
上半期のラストスパートをかけたいときに、ぜひ試してみてくださいね。

パフォーマンスアップ

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