男性の部下を持つ女性のための会話術

男性の部下や後輩とのコミュニケーションが難しい・・・・・・。

そんな風に感じている女性は多いのではないでしょうか?

女性がキャリアを積むと、男性の部下や後輩をまとめるリーダーになったり、年上の男性に指示を出さなければならなかったりと、男性のとの接し方が難しい立場になることがあります。

今回は、そんな女性上司のための、ちょっとしたコツで男性とのコミュニケーションがうまくいく心理学をご紹介します。

・同じチームになったら、すぐにほめよう!

ところで、「男性と対等に渡り合わなければ!」と思っていませんか?

ですが、実は男性との関係づくりは最初が肝心なんです!

同じチームになったら、まずは相手のいいところを見つけて褒めます。

というのも、よく知っている人から褒められるよりも、まだ知り合って日が浅い人に評価されるほうがうれしく感じるものだからです。

これを、「アロンソンの不貞の法則」といいます。

たとえば、男性の部下に頼んだ仕事にミスがなく、丁寧に仕上がっていたら、「正確で丁寧に仕上げてくれて助かった」というように、どのような点が良かったのか伝えます。

すると相手は、「この人は、自分のことをわかってくれる」と感じて、あなたのことを信頼するようになります。

ですから、信頼関係を築きたいときは、できるだけ早く良いところを見つけて、感じたことをそのまま伝えてみてくださいね。

・足りない部分を補い合って強いチームをつくる

誰にでも得手不得手はあります。

「上司だから」と、部下に弱みを見せず、すべて抱え込んでいませんか?

だけどそれは、部下や後輩の得意な仕事を奪っているかもしれません。

自分が得意なことを引き受けて、苦手なことを相手に任せるというように、お互いを補い合うことを、「相補性の原理」といいます。

補い合うことで信頼関係が生まれ、「適材適所」な仕事ができる強いチームになるのです。

とはいえ、相手の苦手分野や得意なことがわかるまでには時間がかかるものですよね。

そんなときは、男女の違いに注目するといいですよ!

たとえば、男性は女性よりも力が強いので、重い物を運んでもらったり、配線や地図を読んでもらったりと、「男性」が得意なことをお願いするといいでしょう。

もちろん、すべての男性が当てはまるわけではなく、あくまでも相手のことを知るために頼ってみるのです。

そして、何かをしてもらったらお礼を伝えるだけでなく、相手の苦手分野をあなたが補うようにしましょう。

そうすれば、「男性に甘えてばかりいる」と思われることはなく、バランスのとれた関係でいられます。

つまり、男女の違いを活用するのは、相手のことを知り、信頼関係を築くためのきっかけづくりだということです。

いかがでしたか?

男性の部下や後輩との会話で、使ってみてくださいね!

女性管理職会話術

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