残業を減らすコミュニケーションとは?

今日も仕事が終わらなくて残業。
会社は早く帰ることをすすめるけれど、仕事が終わらないのに帰れない!

そんなジレンマを感じている人は、多いのではないでしょうか?

残った仕事が翌日に持ち越されるなら、早く帰るよりも残業したいですよね。

その気持ち、わかります。


ところで、あなたが抱えている仕事は、本当にあなたがしなければならないのでしょうか?

仕事を早く終わらせるためには、周りの人と仕事を共有して、ひとりが抱える量を減らすことも大事です。

今回は、職場の人と仕事を共有するコミュニケーションの取り方についてお伝えします。

・ひとりひとりの仕事観を知る

人に仕事を振るのが上手な人もいれば、「自分でしたほうが早いから」とすべて自分でやろうとする人もいます。

そんな上司や先輩がいるから、他の人に仕事を頼みにくい・・・・・・ということもあるかもしれません。

このようなことが起きるのは、人によって価値観が違うからです。

どの価値観が正しくて、誰が間違っているというわけではなく、誰がどんな価値観を持っているのか知ることが大事です。

同じ職場のメンバーで、「仕事とは◯◯である」という文章を作ってみれば、その人の仕事観が見えてきますよ!

・一緒に働く人の「共同体感覚」を高める

価値観を統一することは難しいですが、職場内の共同体感覚を高めることで仕事を共有しやすくなります。

共同体感覚が高まっている状態とは、職場(共同体)に自分の居場所があると感じられるということです。

その感覚を高めるためには、2つの「信頼」が必要です。
周囲の人が自分を助けてくれると思える「他者信頼」と、自分は周囲の人に貢献できるという「自己信頼」です。

一緒に働いている人たちがこの両方を感じられると、共同体感覚が高まるのです。

・共同体感覚を高めるコミュニケーション

2つの信頼を高めるためには、仕事を頼むときの言葉のかけ方が重要です。

仕事を分担したいときは、「この仕事が明後日の期日に間に合わないかもしれないから、分担してくれると助かるんだけど」と、手伝ってほしい理由を伝えると頼みやすくなります。

さらに、「助けてほしい」という気持ちを素直に伝えることで、「この人を助けることができる」と相手に感じてもらえます。

さらに、仕事が終わったときは、「◯◯さんが手伝ってくれたおかげで期日よりも早く仕上がって、お客様も喜んでいたよ。ありがとう」というように、相手の行動がどのように役立ったのかを伝えます。

そうすれば、相手への貢献が実感でき、「自己信頼」が高まります。


いかがでしたか?

頼ったり、頼られたりできる職場って、いいですよね!

ぜひ、共同体感覚を高めるコミュニケーションを試してみてください。

部下と上司が笑顔

コラム一覧へ戻る