本当は怖い夏バテ! 職場でできる「声かけ」と夏バテ対策とは?

残暑お見舞い申し上げます。
8月7日の立秋で暦の上では秋を迎えましたが、まだまだ暑いですね!
この時期は、夏バテをしている人も多いのではないでしょうか?

部下や後輩、同僚が夏バテをしていると、心配ですよね・・・・・・。
だけど、元気がないのは本当に夏バテのせい?

そんな、「ちょっと気になる人」に声をかけるポイントや、職場でできる夏バテ対策をお伝えします!

・夏バテは身体だけでなく、精神面にも影響する

夏バテの症状は人それぞれですが、こんな症状が出たら要注意です。

  • 食欲不振
  • 頭痛
  • 不眠、眠りが浅い
  • 身体がだるい
  • 疲れがとれない
  • 夏風邪
また、身体が思い通りに動かないときは、精神的に落ち込みやすくなるものです。

「もっと仕事を頑張らなきゃいけないのに、どうしてできないんだろう」と、真面目な人ほど自分を責めてしまいがちです。
これを、「自罰傾向」と心理学では呼んでいます。

自罰傾向がある人は、完璧主義で自分の足りない部分に焦点を当ててしまいます。
そのため、自罰傾向がひどくなると、「自分には能力がない」とか、「自分には価値がない」と考えるようになり、うつ状態になることもあります。

ですから、体調が悪そうな人や落ち込んでいるように見える人、完璧主義で真面目な性格の人がいたら、声をかけたほうがいいでしょう。

・「落ち込んでいるのかな?」と思ったときの声のかけ方

ただし、自分を責めている人に声をかけるときは、「何かあった?」や「元気がないね」という言葉がけはNGです。

「心配をかけてはいけない」と無理をしたり、「落ち込んでいるように見えるんだ・・・・・・」と自己嫌悪に陥ることがあるからです。

元気がなさそうだと感じたときは、「最近暑いけど、夏バテしてない?」と気軽に声をかけるのがおすすめです。
さらに、「昨日も暑くてなかなか眠れなくて」と、夏バテ気味であることを伝えれば、相手も答えやすくなります。

誰もが体調を崩しやすい時期だからこそ、心ではなく身体の状態を会話のきっかけにするといいですよ。

・職場でできる夏バテ対策

体調を整えることは、精神的な安定にもつながります。

緊張が続くときは交感神経が優位になっていますが、食事中や寝ているときは副交感神経が優位になっていて、リラックスしている状態です。

ということは、夏バテで食欲がなくなったり、十分な睡眠がとれなくなると、心身ともにリラックスできない状態が続くということなんです。

だからこそ、体調を整える必要があります。

職場でできる対策としては、エアコンの温度を下げすぎず、クールビスを取り入れたり、朝礼でラジオ体操などの軽い運動を取り入れるのがおすすめです。

食欲がなくても、みんなで話しながらランチタイムを過ごすなど、リラックスできる環境づくりをするといいでしょう。


いかがでしたか?

本コラムをきっかけに、職場の人の身体と心が健康でいられるような、声のかけ方と夏バテ対策をしてもらえたら嬉しい限りです!

もちろん、あなた自身も健やかに過ごせるように、睡眠と栄養をしっかりとってくださいね。

服部裕樹

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