五月病はSOSサイン!? 心と身体の五月病対策とは?
ゴールデンウィークが明けて、いつも通りの仕事に戻っただけなのに、なんだか身体がだるい・・・・・・。
自分自身も職場の雰囲気も、なんだか連休気分が抜けなくて困る。
だけど、身体に力が入らなくて、実は今、かなり無理してます!
・・・・・・というあなた。
それが、五月病です。
ところであなたの五月病は、本当に身体がだるいだけですか?
五月病には、身体的な原因と精神的な原因があるからです。
今回は、その両面から対策をご提案します。
連休明けにだるくなる”身体的な理由”とは?
休んだはずなのにだるくなる理由は、連休中の生活リズムにあります。
いつもよりも長めに寝てしまったり、夜ふかしをしたりする生活が数日続くと、普段の生活リズムに戻すまでに時間がかかります。
また、連休中は帰省や外出などで、のんびりと休んだつもりでも体力を消耗していることも。
ですから、連休明けの身体のだるさをとるには、少しずつ普段のペースに戻していくのがポイントです。
身体がだるいときにやる気を出そうとすると精神的にも負荷がかかるので、経費の計算や入力作業など、事務的な作業から手をつけるのもおすすめです。
ひとつの作業を終えると達成感があり、自然とやる気が出てくるものです。
5月中は残業をできるだけ減らして、早寝早起きのリズムを取り戻すようにするなど、身体を慣らしていくことを心がけるといいでしょう。
「ただの五月病」で終わらせてはいけない”精神的な理由”
「五月病」とは、4月から大学に入学した新入生が、ゴールデンウィーク明けに憂うつになる傾向にあることから名付けられました。
新しい環境に馴染もうと頑張ってきたけれど、連休に入ったことで緊張の糸が切れてしまい、連休明けに憂うつな気分になってしまうのが原因です。
ところで、大学生に限らず、新年度から環境が変わった人は多いですよね?
新入社員、中途入社、異動や配置換えがあった人などは、五月病になりやすいということです。
「ただの五月病だろう」と思っているとSOSサインを見逃してしまうので、その人の言動や表情などを注意深く観察するように心がけましょう。
憂うつになっている人への接し方
憂うつそうにしている人や、新しい環境に馴染めない人を見かけたら、声をかけてみてください。
まずは、「今、悩んだり、憂うつに感じているのは、新しい環境や仕事に慣れようと頑張ってきたからこそ」という、その人の姿勢や努力を認めることが何よりも大切です。
そうすれば、「この人はわかってくれる」と感じて、悩みや思いを打ち明けてくれるでしょう。
もしも、今すぐに話してくれなくても、「気にかけてくれる人がいる」とわかるだけで、心強く感じられるものです。
この時期はぜひ、自分自身や周りの人の心と身体の状態に気を配ってみてくださいね。