好感が持てる第一印象の作り方

新入社員や中途採用での入社が多くなる春。
また、取引先の人事異動などもあり、社内外で初対面の人に会うことが多くなる季節です。

第一印象は、1秒から7秒程度で決まるといわれているのをご存じですか?
うーん、そんな短い時間で、自分のことを伝えるなんて難しいですよね。

ですが、初対面で悪い印象を持たれると挽回するのに3ヶ月から半年ほどかかってしまうともいわれているんです!

第一印象、あなどれないですね・・・・・・。

そこで今回は、第一印象で好感を与えるための3つのポイントをお伝えします。

第一印象を形成する3つの情報を知っておく

心理学者のメラビアンは、「3Vの法則」を提唱しました。
この法則は、感情や態度により矛盾したメッセージが発せられたときの、相手の受け止め方を研究したものです。

たとえば、「その仕事を喜んで引き受けます」と口では言っていても、表情がくもっていたり、声のトーンが沈んでいたりすると、「本当は喜んでいないんだな」と感じますよね?

このように、人は相手の表情(視覚情報・55%)、声(聴覚情報・38%)、言葉(言語情報・7%)を参考にして、気分や本心を知ろうとするというのが「3Vの法則」なのです。

この3Vの法則が俗説として伝わり、「見た目が大切」だといわれることがありますが、初対面に関してはあながち間違っているとはいえません。

なぜなら、7秒以内で得られる情報の多くは視覚情報であり、内面(言語情報)をほとんど伝えられないまま、第一印象が形成されるからです。

1.視覚情報を強化する方法

初対面の人に好感を与えるためには、以下のポイントを意識するといいでしょう。

  • 身だしなみ(服装、髪型、靴が磨かれているなど)
  • 表情(笑顔を見せる、目線を合わせる)
  • 姿勢(まっすぐに相手と向き合っている、背筋が伸びている)
表情がこわばってしまうときは、「イ」と発音するときの口の形を作ると口角が上がり、さわやかな笑顔を見せることができます。

2.新入社員は元気よく大きな声で

第一声のトーンを明るくすることが、好印象につながります。

自分に自信が持てないときは、声のボリュームが小さく、トーンも暗くなってしまうものですが、新入社員こそ大きな声で明るく挨拶を!
そうすれば、さわやかでフレッシュな印象を与えられますよ。

3.話す内容を考えるより、相手の話に耳を傾ける

次に言語情報ですが、忘れてはいけないのは相手の話を聴くことです。

自分が話す内容で頭がいっぱいになると、相手が話しているときに無表情になり、「無愛想な人」という印象を与えてしまいます。

そうならないためにも、相手の目を見て、表情豊かに話を聴くことが大事です。

ぜひ、初対面の人に会うときは、3つのポイントを意識してみてくださいね。

服部裕樹 さてさて、自分の笑顔は第一印象的に良いのかわるいのか気になって夜も眠れません。













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