社交性を身に着ける! 社会的自己効力感を上げる方法とは?
初対面の人と話すのが苦手。人と仲良くなるのに時間がかかる。
そんな悩みはありませんか?
初対面の人とも良い関係を築けると信じ、自分から行動を起こせる自己効力感を「社会的自己効力感」といいます。
今回は、初対面の人と関係を築くのが苦手な人必読! 社会的自己効力感を上げる方法についてお伝えします。
・なぜ、初対面の人と話すのが苦手なのか?
誰でも初対面の人と話すのは緊張するものです。
ですが、すぐに打ち解ける人もいれば、時間がかかる人もいます。
初対面の人と仲良くなるのに時間がかかったり、苦手意識を持ったりするのは、相手に対する期待が大きいからかもしれません。
自分の性格を理解してほしい、肯定して受け入れてほしい。自分と仲良くなる人は、こういう人であってほしい……と相手に理想を求めていませんか?
人と良い関係を築くためには、先入観を持たずに相手を知ろうとすることが大事です。
理想を手放し、あるがままのその人を受け入れれば、相手もあなたに対して好感を持つはずです。
・社交性は後天的に身に着けられる?
精神分析学者のフコートは、幼児期に身近な人から共感を得ることで適切な自尊心と自己肯定感が育まれると考えました。
親や家族、教師などの身近な人に気持ちを理解してもらえることで自己肯定感が上がり、何事にも積極的に取り組めます。
周囲の人と良い関係を築くことで社交性が身に着き、社会的自己効力感も高まります。
では、幼児期にそういった経験ができなかった人は社交性が身に着かないのでしょうか?
いいえ、そうではありません。
自己肯定感も自己効力感も、自分で上げることができるからです。
人と会うときは似合う色の服を着る、時間に余裕を持って行動する、人の目を見て話すなど、自分に自信が持てるような行動をとるといいでしょう。
初対面の人に会うときのルーティーンとして行うのがおすすめです。
・3つの共通点を見つければ仲良くなれる!
「類似性の要因」とは、自分と似ている人に好感を持つ心理をいいます。仲良くなりたい人とは早めに共通点を見つけましょう。
人と打ち解けやすい共通点は以下の3つです。
1.趣味、好きなもの(例:趣味、休日の過ごし方、好きな食べ物など)
2.境遇(例:出身地、家族構成、職業など)
3.経験(例:学生時代の部活、前職など)
ただし、共通点は会話のきっかけに過ぎません。多くの共通点を見つけるよりも、話を掘り下げるのがポイントです。
会話の中でお互いの性格や価値観への理解が深まり、打ち解けられそうです。