自己効力感が高いメリットと自己効力感が上がる言葉のかけ方
「やればできる!」と自分を信じる自己効力感は、仕事や日常生活を送るうえで高いほうが良いといえます。
では、自己効力感を高くなるとどんなメリットがあるのでしょうか?
今回は、自己効力感が高いと得られる3つのメリットと、周りの人の自己効力感を上げる言葉のかけ方についてお伝えします。
1.チャレンジ精神旺盛になる
自己効力感が高いときは、「自分には物事を遂行できる力がある」と考えます。「できる」と信じているので、新しいことに挑戦する恐怖心や不安が少なく、チャレンジ精神が旺盛になります。
前例がないことや未経験の仕事に対しても、「やってみたい」という気持ちが高まり、行動に移せるというメリットがあります。
2.レジリエンスが高まる
レジリエンスとは、「ストレスを跳ね返す力」です。
チャレンジ精神旺盛になり行動を起こしたものの、失敗に終わることもあります。また、新たな挑戦にプレッシャーやストレスはつきものです。
ですが、自己効力感が高まっているときはストレスを跳ね返す力も高まります。レジリエンスが向上するとストレスを感じない、というわけではありません。
ストレスに柔軟に対応する力が身につくため、プレッシャーとうまく付き合い、失敗からの立ち直りも早くなります。
失敗しても、「次はできるはず!」と信じているので、失敗の原因を分析してどうすればうまくいくのか考えるからです。
3.モチベーションを維持できる
自己効力感が高い状態では、物事を成し遂げるモチベーションが続きやすくなります。「これをやり遂げるまで諦めない」という気持ちで取り組めるからです。
「失敗したらどうしよう」とか、「自分にできるのだろうか?」と先のことを考えて不安になると、手が止まってしまったり、注意力が散漫になったりします。
自己効力感が高いときは、このようなことを考えません。だから、集中して物事に取り組めます。
・自己効力感が高まる言葉をかける
部下や後輩に対して、自己効力感を持って仕事に取り組んでほしいと考える人は多いでしょう。
ですが、「自己効力感を高めよう!」と言っても、ピンとこないかもしれません。そんなときは、自己効力感が高まる言葉をかけるのがおすすめです。
チャレンジ精神を持ってほしい人に対しては、「あなたはやればできる人だとわたしは思っているんだけど、自分ではどう思う?」と言葉をかけます。
失敗して落ち込んでいる人には、「この失敗を活かす方法を考えよう」と一緒に失敗を分析します。
モチベーションが続かない人には、「何か心配なことはある?」と尋ねて不安を払拭したり、「やればできるんだから、頑張ろう!」と励ましたりすると自己効力感が上がりそうです。
自己効力感を上げるのは自分自身ですが、このような言葉をかけることで相手がその気になる可能性は高いです。ぜひ、試してみてくださいね!