正反対の性格!?「2種類のうつ病」になりやすい人の特徴とは?
季節の変わり目は、心身の不調を感じやすい時期です。そんなときに自己肯定感が下がると、抑うつ状態になる恐れがあります。
誰でも強いストレスを感じるとか、環境の変化などで悩みを抱えることがあります。ときには、落ち込んでしまうこともあるでしょう。
ですが、もともと、「うつ病になりやすい性格」があるのです。
この機会にその性格の特徴を知り、うつ病の予防に役立てましょう。
・抑うつ状態と自己肯定感の低下の関係性
抑うつ状態では、気分の落ち込みが続きます。そのほかに、趣味や習い事に対する意欲がなくなる、注意力が散漫になる、決断力が鈍くなるといった特徴があります。
また、自分を否定するのも大きな特徴です。自己肯定感が下がり、「自分には能力がない」とか、「自分は価値がない人間だ」と考えがちです。
自己肯定感が下がり続け、抑うつ状態にならないためにも、自分自身の心の状態を客観的に見ることが大切です。
・「メランコリー親和型うつ病」になりやすい性格とは?
メランコリー親和型うつ病とは、定型のうつ病です。自分にも周りの人にも厳しく、完璧主義なところがあります。
ほかにも、こんな特徴があります。
・他人に対して気を使いがち
・秩序を重んじる
・人から頼み事をされると断れない
・真面目な性格
・仕事熱心である
・保守的である
・過度に良心的または小心者である
・実は傷つきやすい!?「非定型うつ病」って何?
メランコリー親和型とは違う「非定型うつ病」も、最近では多く見られます。20~30代の人に多く、人から拒絶されることを恐れる傾向があります。
非定型うつ病になりやすい性格には、こんな特徴があります。
・人の顔色をうかがってしまう
・人に弱みを見せられない
・人に甘えられない
・「いい子」だと言われる
・すぐに他人のせいにしがちだ
周りの人の様子をよく見ているので世渡り上手な印象があったり、問題が起こったときに人のせいにしがちなので自分勝手な人だと思われたりすることがあります。
それは、繊細で傷つきやすく、人から傷つけられたくないという気持ちが強いためです。
・うつ病にならないようにするためには?
メランコリー親和型が自罰的なのに対して、非定型は他罰的な傾向があります。仕事でミスをしても周りの人に原因があり、自分は悪くないと考えます。自己否定的ではないので、自己肯定感はそれほど下がりません。
ですが、人に弱い部分を見せられないために、周りの人を頼れずに孤独を感じたり、うまくいかないことに対するストレスが強かったりと、定型とは違う悩みがあります。
どちらの場合も、困ったときに人と話し、頼ることが必要です。自分の性格を知り、周りの人とコミュニケーションをとることが、自己肯定感を下げず、うつ病の予防策になりますよ。