「働き者で良い人」は自己肯定感が低い!? その理由と対策とは?
いつもニコニコしていて感じが良く、真面目な性格で働き者。
そんな人が、急に抑うつ状態になってしまった・・・・・・。
「悩んでいたなんて知らなかった」と周囲の人はおどろくでしょう。
ですが、いつも感じが良くて働き者なのは、自己肯定感が低いせいかもしれません。
今回は、そんな頑張りすぎてしまう人の自己肯定感が低い理由と肯定感を上げる方法についてお伝えします。
・他者の評価を気にするから、「いい人」を演じてしまう
自己肯定感が低い人、または低くなっているときは、周囲の人の評価や評判を気にします。
上司に高く評価されたい、同僚から嫌われたくないから意見が言えない、人の顔色をうかがう、空気を読み過ぎてしまう。
このような行動をとるのは、自己評価が下がっているがために、他人の意見や評価を正しいと思ってしまうからです。
また、人が自分をどう見ているのか気にするあまり、SNSに依存する傾向があります。
「いいね」の数が少なくて不安になったり、SNSのチェックができなくてイライラしたりするようなら、自己肯定感が低下しているサインだと思っていいでしょう。
・オーバーワークが負のスパイラルを引き起こす理由
それから、自己肯定感が下がっているときは、オーバーワークになりやすいので注意が必要です。
無茶なお願いをされても断れない、自分の仕事よりも人の手伝いを優先してしまうといったことがあるでしょう。
すると就業時間内に仕事が終わらなくて自分を責めたり、残業が増えて体力を消耗したりします。
体と脳が疲れているときは思考がネガティブになりやすく、「自分には能力がない」とか「価値がない」と思うようになり、さらに自己肯定感が低くなるという負のスパイラルに陥ってしまいます。
・頑張り屋な人が自己肯定感を上げる方法とは?
周囲の人の様子をよく観察し、人のために働けるのは素晴らしいことです。
頑張り屋のあなたが今まで人にしてきたように、これからは自分を優先してもいいのです。
就業時間内に仕事が終わりそうにないときは、周りの人に相談しましょう。
「あなたのためなら」と手伝ってくれる人がいるはずです。
自分の意思で周囲の人を頼り、それを受け入れてもらえた経験によって、自尊感情が満たされます。
「自分を犠牲にして人に尽くさなくても、ここに存在してもいいんだ」と感じられるでしょう。
それから、自己肯定感が下がっているときは、自分のために時間を使うようにしてください。
仕事が終わった後や休日は、本当にしたいことを優先します。
周囲の人にどう見られるのかを考えず、SNSをチェックする時間も減らすこと!
そのような過ごし方をしていると、自分らしくいられるようになります。
その結果、だんだん自己肯定感が高まってくるでしょう。